あかねやん国。
大したコトない日常を割と感動的につづります
哲学の森を歩ってみよう!(1)
- 2022/07/01 (Fri)
- 山歩き |
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とつとつとつとつ=3=3=3(←滝の音)
ひぃ〜あひぃ〜=3=3=3
はぁわ〜=3=3=3 チベターイ!
え?
なんで2022年6月23日(木)あかねや定休日の
13時53分に五家原岳の水神さんの清流に足を浸しているのかって?
実は・・下りてくる途中で右足首をくじいてしまったのだ〜!!
ホワンホワンホワワワワワ〜・・・(回想・IN!)
この一週間前。
〜あかねやにて〜
N島さん「この前、五家原岳の “仏の辻” に行こうとしたら
途中で道を間違ったみたいで、全然違うところに
下りてしまったんだよ。もう一度ちゃんとしたルートを
確認したいから一緒に来て探すのを手伝ってくれんね。」
つーわけで今朝。
そのちゃんとしたルートを探すべくN島さんの車で
一路五家原岳へ。
梅雨の真っ只中だったんだけど、
この日だけはなぜか雨が降らないでくれてたので
決行っとなったのだ。
天体観測館や白木峰高原(←たぶん約30年ぶり)を
通り過ぎてどんどん山奥へと進んでいくと〜・・・
うへぇ〜。めっちゃガスってますね。
(写真だとクリアだけど実際はほとんど前が見えなくなってた)
N「こりゃヤバいなぁ。前が見えんぞ。」
さすがのN島さんも度々停車しながら
低速で慎重に進んでいった。
こりゃ霧というよりも多良岳一体にかかった
雲の中を走ってるのではないだろうか?
ちなみに学生時代の卒業旅行で
友達と車で野宿しながら南九州一周したんだけど
そんとき霧島山に夕方入ったら、スンゴイ霧で
文字通り一寸先も見えない状態になったので
路肩で朝まで寝て過ごしたたもんね。
あの時に次ぐ視界の悪さだ。
そんな中を恐る恐る進んでいくと・・・
ようやく目的の駐車場に到着〜!
朝9時に市民会館横から出発して1時間40分もかかった。
いや〜しかし。
全体が雲に覆われて秘境感あるなぁ。。。
この辺り一帯は多良岳「修多羅の森」(すだらのもり)となっており
“修多羅” とは峰から峰へ渡り歩く修行の仏教用語だそうだ。
ちなみに今いるトコが赤丸印。(左の道から来た)
今来た道を更に進み続けると山茶花高原に着くのだ。
とか言ってる間にN島さんも準備完了。
なんと!畑仕事で履き潰した長靴の底を抜いて
登山靴の上に履き濡れガードにするという
すごいアイデアを披露された。
ス・ゲー=3=3=3
ソレに引き替え僕はフツーの運動靴。
(コレが後の悲劇の原因に・・)
ま、そもそも登山靴持ってないしね。
そんなこんなでレッツ・ラ・ゴー=3
(まるで天界にでも入門するようだ)
しかしホント雲の中だなぁ。
ほんの1分登っただけで、振り返るともう駐車場は全く見えなくなった。
まあでも結構涼しいし、全身にまとわりつく湿気が
なんか美肌効果を高めてくれそうな感じだぞ。
天然低温ミストサウナ的なもんかな?
ところでN島さんってただでさえ仙人感があるのに、
こうして雲の中さまよってると、より一層仙人感が増すなぁ。。。
ちなみに今回のミッションは、
この山をトラバースする登山道(今歩ってる道)の途中から
尾根に突き上げていく道を探すというものなのだけど・・・
N「あれ?おかしい。道が分からんようになった。」
エ〜?!
登山道に入って3分しか経ってないのに!
でも確かに、ガレが崩れていて道の判別が困難になってる。
N「なんか上に道があるように見える。ちょっと行ってみよう。」
僕も遅れないようついていくと・・
N「おかしい。見上げているとアチコチ道があるように見えるぞ。」
やはりこの視界の悪さはN島さんの長年の経験と勘をも
鈍らせてしまってるようだ。
というより、山というものはそもそもこういうものなのだ。
昼間と言えどもちょっと視界が悪かったり
影の具合、草木の生え方次第でどうにでも見えてしまうのだ。
ソコへ自分の目的や欲求が加わると、自分にとって都合の良い
ありもしない道を見出してしまうのだ。
コレが山での遭難事故のきっかけになるのだろう。
そしてコレは山の高低に関わらず同様に起こりうる現象だ。
故にこのような現象に陥ったとき、警戒心の薄い低山ほど
無理に進んで遭難してしまうのだと思われる。
こういう時は、どんなに低い山だろうが、
どんなに登り始めてほんの3分だろうが・・・
N「よし。一旦戻ろう。」
そう!さすが百戦錬磨のN島さん。
決して舐めず、傲らずに、分かるところまで戻るのが最善なのだ。
つーわけで15分ほどさまよったところで、
道が分からなくなったトコまで戻って、
今度は下の方へ行ってみると・・・
1分ほどで立派な石段のある登山道に繋がった〜!
恐らくN島さんは前回の失敗から
尾根への登山道を見逃すまいとの焦りと
視界の悪さが相まって架空の道を描いてしまったのだろう。
クワバラクワバラ。。。
N「どっかにオレが見落とした登り口があるはずだ。
オレは目が悪いから、シッカリ見といてくれよ〜!」
そう。
今回の僕の役目は尾根への登山道を見逃さないよう
右側ばっかりに目を凝らして歩っていくというコトなのだ。
そうは言っても、今日だけ雨降ってないとはいえ梅雨の真っ最中。
道もぬかるんでるし、ガレも結構散らばってるから
足元もお留守にはできない。
おまけにN島さんはドンドンドンドン進んでいくから
意外に神経使う役目だ。
せめてもの救いは、登山道が割と広くてシッカリしてるってことだ。
つーわけで今度は迷うことなくズンコズンコと進んでいくと・・
道を塞ぐ大木が切断されている!
実はコレ。
前回N島さんがチェーンソーで切ってくださってたのだそうだ。
N「こん前はせっかくチェーンソー持ってきたけど
途中でガソリン切れで後半は手ノコで切ったからキツカッタよ。」
いやいや。
結構サラッと言っておられるけど、
こんな大木(しかも生木)を手ノコでって、
どんなに大変だったコトか。
僕もよく手ノコで板とか切ってるから
その大変さ過酷さは想像に難くない。
やはり恐るべし。N島さん。(来年80歳)
ところで、そもそもなんでN島さんはこのルートを
探しているのかというと、去年の紅葉の頃
N島さんのお友達がこの山行記録を
ヤマップというブログに上げておられてて、
それをLINEで教えてもらったのだそうだ。
(LINEはおろかスマホすら持たない僕の
はるか先端を行っておられる・・)
つーわけでココからはそのLINEで送られてきた山行記録と
スマホのGPSとをこまめにチェックしながら進むことに。
それによると尾根への登山道はまだ先みたいなので、
僕も不必要に目を凝らさずに歩くことができた。
(最初っからそうしてくれれば迷わずに済んだのでは?)
でしばらく歩って、そろそろ登り口が近づいてきたな〜
と思ったところで・・はたと止まるN島さん。
見ると右手に赤いテープがアチコチに巻いてある。
N「おお!ココじゃあないか?」
(すかさずデータをチェック)
そう。前回N島さんはこの入口(赤矢印)を見逃して
そのまま下って(青矢印)いってしまったのだ。
N「よし。間違いない。こっから登っていくぞ〜!」
ちなみにこの登山道をそのお友達が「哲学の森」と
名付けたのだそうだ。(センスあるなぁ・・)
雲のおかげで神秘性が深まって
より一層その名にふさわしくなってるよ。。。
To Be Continued \\\
ひぃ〜あひぃ〜=3=3=3
はぁわ〜=3=3=3 チベターイ!
え?
なんで2022年6月23日(木)あかねや定休日の
13時53分に五家原岳の水神さんの清流に足を浸しているのかって?
実は・・下りてくる途中で右足首をくじいてしまったのだ〜!!
ホワンホワンホワワワワワ〜・・・(回想・IN!)
この一週間前。
〜あかねやにて〜
N島さん「この前、五家原岳の “仏の辻” に行こうとしたら
途中で道を間違ったみたいで、全然違うところに
下りてしまったんだよ。もう一度ちゃんとしたルートを
確認したいから一緒に来て探すのを手伝ってくれんね。」
つーわけで今朝。
そのちゃんとしたルートを探すべくN島さんの車で
一路五家原岳へ。
梅雨の真っ只中だったんだけど、
この日だけはなぜか雨が降らないでくれてたので
決行っとなったのだ。
天体観測館や白木峰高原(←たぶん約30年ぶり)を
通り過ぎてどんどん山奥へと進んでいくと〜・・・
うへぇ〜。めっちゃガスってますね。
(写真だとクリアだけど実際はほとんど前が見えなくなってた)
N「こりゃヤバいなぁ。前が見えんぞ。」
さすがのN島さんも度々停車しながら
低速で慎重に進んでいった。
こりゃ霧というよりも多良岳一体にかかった
雲の中を走ってるのではないだろうか?
ちなみに学生時代の卒業旅行で
友達と車で野宿しながら南九州一周したんだけど
そんとき霧島山に夕方入ったら、スンゴイ霧で
文字通り一寸先も見えない状態になったので
路肩で朝まで寝て過ごしたたもんね。
あの時に次ぐ視界の悪さだ。
そんな中を恐る恐る進んでいくと・・・
ようやく目的の駐車場に到着〜!
朝9時に市民会館横から出発して1時間40分もかかった。
いや〜しかし。
全体が雲に覆われて秘境感あるなぁ。。。
この辺り一帯は多良岳「修多羅の森」(すだらのもり)となっており
“修多羅” とは峰から峰へ渡り歩く修行の仏教用語だそうだ。
ちなみに今いるトコが赤丸印。(左の道から来た)
今来た道を更に進み続けると山茶花高原に着くのだ。
とか言ってる間にN島さんも準備完了。
なんと!畑仕事で履き潰した長靴の底を抜いて
登山靴の上に履き濡れガードにするという
すごいアイデアを披露された。
ス・ゲー=3=3=3
ソレに引き替え僕はフツーの運動靴。
(コレが後の悲劇の原因に・・)
ま、そもそも登山靴持ってないしね。
そんなこんなでレッツ・ラ・ゴー=3
(まるで天界にでも入門するようだ)
しかしホント雲の中だなぁ。
ほんの1分登っただけで、振り返るともう駐車場は全く見えなくなった。
まあでも結構涼しいし、全身にまとわりつく湿気が
なんか美肌効果を高めてくれそうな感じだぞ。
天然低温ミストサウナ的なもんかな?
ところでN島さんってただでさえ仙人感があるのに、
こうして雲の中さまよってると、より一層仙人感が増すなぁ。。。
ちなみに今回のミッションは、
この山をトラバースする登山道(今歩ってる道)の途中から
尾根に突き上げていく道を探すというものなのだけど・・・
N「あれ?おかしい。道が分からんようになった。」
エ〜?!
登山道に入って3分しか経ってないのに!
でも確かに、ガレが崩れていて道の判別が困難になってる。
N「なんか上に道があるように見える。ちょっと行ってみよう。」
僕も遅れないようついていくと・・
N「おかしい。見上げているとアチコチ道があるように見えるぞ。」
やはりこの視界の悪さはN島さんの長年の経験と勘をも
鈍らせてしまってるようだ。
というより、山というものはそもそもこういうものなのだ。
昼間と言えどもちょっと視界が悪かったり
影の具合、草木の生え方次第でどうにでも見えてしまうのだ。
ソコへ自分の目的や欲求が加わると、自分にとって都合の良い
ありもしない道を見出してしまうのだ。
コレが山での遭難事故のきっかけになるのだろう。
そしてコレは山の高低に関わらず同様に起こりうる現象だ。
故にこのような現象に陥ったとき、警戒心の薄い低山ほど
無理に進んで遭難してしまうのだと思われる。
こういう時は、どんなに低い山だろうが、
どんなに登り始めてほんの3分だろうが・・・
N「よし。一旦戻ろう。」
そう!さすが百戦錬磨のN島さん。
決して舐めず、傲らずに、分かるところまで戻るのが最善なのだ。
つーわけで15分ほどさまよったところで、
道が分からなくなったトコまで戻って、
今度は下の方へ行ってみると・・・
1分ほどで立派な石段のある登山道に繋がった〜!
恐らくN島さんは前回の失敗から
尾根への登山道を見逃すまいとの焦りと
視界の悪さが相まって架空の道を描いてしまったのだろう。
クワバラクワバラ。。。
N「どっかにオレが見落とした登り口があるはずだ。
オレは目が悪いから、シッカリ見といてくれよ〜!」
そう。
今回の僕の役目は尾根への登山道を見逃さないよう
右側ばっかりに目を凝らして歩っていくというコトなのだ。
そうは言っても、今日だけ雨降ってないとはいえ梅雨の真っ最中。
道もぬかるんでるし、ガレも結構散らばってるから
足元もお留守にはできない。
おまけにN島さんはドンドンドンドン進んでいくから
意外に神経使う役目だ。
せめてもの救いは、登山道が割と広くてシッカリしてるってことだ。
つーわけで今度は迷うことなくズンコズンコと進んでいくと・・
道を塞ぐ大木が切断されている!
実はコレ。
前回N島さんがチェーンソーで切ってくださってたのだそうだ。
N「こん前はせっかくチェーンソー持ってきたけど
途中でガソリン切れで後半は手ノコで切ったからキツカッタよ。」
いやいや。
結構サラッと言っておられるけど、
こんな大木(しかも生木)を手ノコでって、
どんなに大変だったコトか。
僕もよく手ノコで板とか切ってるから
その大変さ過酷さは想像に難くない。
やはり恐るべし。N島さん。(来年80歳)
ところで、そもそもなんでN島さんはこのルートを
探しているのかというと、去年の紅葉の頃
N島さんのお友達がこの山行記録を
ヤマップというブログに上げておられてて、
それをLINEで教えてもらったのだそうだ。
(LINEはおろかスマホすら持たない僕の
はるか先端を行っておられる・・)
つーわけでココからはそのLINEで送られてきた山行記録と
スマホのGPSとをこまめにチェックしながら進むことに。
それによると尾根への登山道はまだ先みたいなので、
僕も不必要に目を凝らさずに歩くことができた。
(最初っからそうしてくれれば迷わずに済んだのでは?)
でしばらく歩って、そろそろ登り口が近づいてきたな〜
と思ったところで・・はたと止まるN島さん。
見ると右手に赤いテープがアチコチに巻いてある。
N「おお!ココじゃあないか?」
(すかさずデータをチェック)
そう。前回N島さんはこの入口(赤矢印)を見逃して
そのまま下って(青矢印)いってしまったのだ。
N「よし。間違いない。こっから登っていくぞ〜!」
ちなみにこの登山道をそのお友達が「哲学の森」と
名付けたのだそうだ。(センスあるなぁ・・)
雲のおかげで神秘性が深まって
より一層その名にふさわしくなってるよ。。。
To Be Continued \\\
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