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あかねやん国。

大したコトない日常を割と感動的につづります

カテゴリー「山歩き」の記事一覧

哲学の森を歩ってみよう!(1)

とつとつとつとつ=3=3=3(←滝の音)


ひぃ〜あひぃ〜=3=3=3


はぁわ〜=3=3=3 チベターイ!


え?
なんで2022年6月23日(木)あかねや定休日の
13時53分に五家原岳の水神さんの清流に足を浸しているのかって?

実は・・下りてくる途中で右足首をくじいてしまったのだ〜!!

ホワンホワンホワワワワワ〜・・・(回想・IN!)

この一週間前。

〜あかねやにて〜
N島さん「この前、五家原岳の “仏の辻” に行こうとしたら
     途中で道を間違ったみたいで、全然違うところに
     下りてしまったんだよ。もう一度ちゃんとしたルートを
     確認したいから一緒に来て探すのを手伝ってくれんね。」


つーわけで今朝。
そのちゃんとしたルートを探すべくN島さんの車で
一路五家原岳へ。

梅雨の真っ只中だったんだけど、
この日だけはなぜか雨が降らないでくれてたので
決行っとなったのだ。
天体観測館や白木峰高原(←たぶん約30年ぶり)を
通り過ぎてどんどん山奥へと進んでいくと〜・・・

うへぇ〜。めっちゃガスってますね。

(写真だとクリアだけど実際はほとんど前が見えなくなってた)
N「こりゃヤバいなぁ。前が見えんぞ。」

さすがのN島さんも度々停車しながら
低速で慎重に進んでいった。

こりゃ霧というよりも多良岳一体にかかった
雲の中を走ってるのではないだろうか?

ちなみに学生時代の卒業旅行で
友達と車で野宿しながら南九州一周したんだけど
そんとき霧島山に夕方入ったら、スンゴイ霧で
文字通り一寸先も見えない状態になったので
路肩で朝まで寝て過ごしたたもんね。

あの時に次ぐ視界の悪さだ。

そんな中を恐る恐る進んでいくと・・・

ようやく目的の駐車場に到着〜!


朝9時に市民会館横から出発して1時間40分もかかった。


いや〜しかし。
全体が雲に覆われて秘境感あるなぁ。。。


この辺り一帯は多良岳「修多羅の森」(すだらのもり)となっており 
“修多羅” とは峰から峰へ渡り歩く修行の仏教用語だそうだ。


ちなみに今いるトコが赤丸印。(左の道から来た)

今来た道を更に進み続けると山茶花高原に着くのだ。

とか言ってる間にN島さんも準備完了。

なんと!畑仕事で履き潰した長靴の底を抜いて
登山靴の上に履き濡れガードにするという
すごいアイデアを披露された。
ス・ゲー=3=3=3

ソレに引き替え僕はフツーの運動靴。
(コレが後の悲劇の原因に・・)


ま、そもそも登山靴持ってないしね。


そんなこんなでレッツ・ラ・ゴー=3

(まるで天界にでも入門するようだ)

しかしホント雲の中だなぁ。


ほんの1分登っただけで、振り返るともう駐車場は全く見えなくなった。


まあでも結構涼しいし、全身にまとわりつく湿気が
なんか美肌効果を高めてくれそうな感じだぞ。
天然低温ミストサウナ的なもんかな?


ところでN島さんってただでさえ仙人感があるのに、
こうして雲の中さまよってると、より一層仙人感が増すなぁ。。。
 
ちなみに今回のミッションは、
この山をトラバースする登山道(今歩ってる道)の途中から
尾根に突き上げていく道を探すというものなのだけど・・・

N「あれ?おかしい。道が分からんようになった。」

エ〜?!
登山道に入って3分しか経ってないのに!
でも確かに、ガレが崩れていて道の判別が困難になってる。

N「なんか上に道があるように見える。ちょっと行ってみよう。」

僕も遅れないようついていくと・・

N「おかしい。見上げているとアチコチ道があるように見えるぞ。」

やはりこの視界の悪さはN島さんの長年の経験と勘をも
鈍らせてしまってるようだ。

というより、山というものはそもそもこういうものなのだ。

昼間と言えどもちょっと視界が悪かったり
影の具合、草木の生え方次第でどうにでも見えてしまうのだ。
ソコへ自分の目的や欲求が加わると、自分にとって都合の良い
ありもしない道を見出してしまうのだ。

コレが山での遭難事故のきっかけになるのだろう。
そしてコレは山の高低に関わらず同様に起こりうる現象だ。
故にこのような現象に陥ったとき、警戒心の薄い低山ほど
無理に進んで遭難してしまうのだと思われる。

こういう時は、どんなに低い山だろうが、
どんなに登り始めてほんの3分だろうが・・・

N「よし。一旦戻ろう。」
そう!さすが百戦錬磨のN島さん。
決して舐めず、傲らずに、分かるところまで戻るのが最善なのだ。

つーわけで15分ほどさまよったところで、
道が分からなくなったトコまで戻って、
今度は下の方へ行ってみると・・・

1分ほどで立派な石段のある登山道に繋がった〜!


恐らくN島さんは前回の失敗から
尾根への登山道を見逃すまいとの焦りと
視界の悪さが相まって架空の道を描いてしまったのだろう。
クワバラクワバラ。。。


N「どっかにオレが見落とした登り口があるはずだ。
  オレは目が悪いから、シッカリ見といてくれよ〜!」

そう。
今回の僕の役目は尾根への登山道を見逃さないよう
右側ばっかりに目を凝らして歩っていくというコトなのだ。

そうは言っても、今日だけ雨降ってないとはいえ梅雨の真っ最中。
道もぬかるんでるし、ガレも結構散らばってるから
足元もお留守にはできない。
おまけにN島さんはドンドンドンドン進んでいくから
意外に神経使う役目だ。

せめてもの救いは、登山道が割と広くてシッカリしてるってことだ。
つーわけで今度は迷うことなくズンコズンコと進んでいくと・・

道を塞ぐ大木が切断されている!


実はコレ。
前回N島さんがチェーンソーで切ってくださってたのだそうだ。


N「こん前はせっかくチェーンソー持ってきたけど
  途中でガソリン切れで後半は手ノコで切ったからキツカッタよ。」


いやいや。
結構サラッと言っておられるけど、
こんな大木(しかも生木)を手ノコでって、
どんなに大変だったコトか。

僕もよく手ノコで板とか切ってるから
その大変さ過酷さは想像に難くない。

やはり恐るべし。N島さん。(来年80歳)


ところで、そもそもなんでN島さんはこのルートを
探しているのかというと、去年の紅葉の頃
N島さんのお友達がこの山行記録を
ヤマップというブログに上げておられてて、
それをLINEで教えてもらったのだそうだ。
(LINEはおろかスマホすら持たない僕の
 はるか先端を行っておられる・・)

つーわけでココからはそのLINEで送られてきた山行記録と
スマホのGPSとをこまめにチェックしながら進むことに。

それによると尾根への登山道はまだ先みたいなので、
僕も不必要に目を凝らさずに歩くことができた。
(最初っからそうしてくれれば迷わずに済んだのでは?)

でしばらく歩って、そろそろ登り口が近づいてきたな〜
と思ったところで・・はたと止まるN島さん。


見ると右手に赤いテープがアチコチに巻いてある。


N「おお!ココじゃあないか?」

(すかさずデータをチェック)

そう。前回N島さんはこの入口(赤矢印)を見逃して
そのまま下って(青矢印)いってしまったのだ。


N「よし。間違いない。こっから登っていくぞ〜!」

ちなみにこの登山道をそのお友達が「哲学の森」と
名付けたのだそうだ。(センスあるなぁ・・)

雲のおかげで神秘性が深まって
より一層その名にふさわしくなってるよ。。。



To Be Continued           \\\






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猪見岳〜稗ノ岳(終)

←(2)はコチラ


改めてN島さんの驚異の吸引力に
恐れおのののか・・いや恐れおののかされたところで
稗ノ岳へ〜・・・GO!

うどん屋から車で約1分。
なんか団地?住宅街?に入ってきた。

そう!ココは!!
今までバスの行先表示板では何度も見たことあったけど
実際にどこに存在するのかは全く知らなかった、あの!
長与ニュータウン緑ヶ丘団地だったのだ〜!!!

思わぬところで長与ニュータウン緑ヶ丘団地に入れるとは。
わ~い=3
なんか儲けた気分だ。

でも、こんな住宅街のど真ん中走ってて
山とは無関係な気がするんだけど・・

と思ってたら、奥まで行って左に曲がると
もうそこからいきなり山へ突入する道が!
恐るべし。長与ニュータウン緑ヶ丘団地。

そして上り始めから結構な急坂。
N島さんの車もウンウン悲鳴を上げている。

それでもがんばって上っていったんだけど、
ソレに加えて舗装された道とは言え至るところに
砂利とかが散らばってるので、
とうとうしばらく上ったつづら折りのカーブで
タイヤが滑って上りきれなくなってしまったのだ〜!!

つーわけで、一旦僕が降りて軽くしたところで
改めてブブ〜ブボロブボロッ=3=3=3
となんとか上った。

僕も再び乗り込もうと車が来るのを待っていると・・

あれ?あれあれあれえ〜?!
な、N島さ〜あん!
忘れ物ですよ〜!!
僕〜!!!

まるで最初から僕なぞ居なかったかのように
そのまま止まらずにブブ〜ン=3 と
上っていってしまわれるではないか〜!!

今までそんな冗談したこともなかったのに、
一体全体どういうコトだ?!

慌てて走って追いかけるけど、
全く止まる気配も見せず、
更に上のつづら折りカーブも越えて先へ行ってしまわれるではないか〜!!

最近薄々気にはなっていたのだけど、
もしかして認知症なのか〜!?

そんな疑いをいだきつつ
とうとう先のカーブを曲がって見えなくなってしまった車を
さっき飲み込んだばかりのうどんの逆流に抗いながら
ヒィヒィ追いかけていくと・・・

路肩の駐車場に車を停めておられた。

実はココがその稗ノ岳の岩の下だったのだ。

はぁヨカッタ=3
認知症じゃあなくて。

駐車場の手前には比恵ノ岳神社(鳥居と祠のみ)があって
ちょうどこの日神事があるということで、
ココの自治会方が1人来られてた。

この後他のメンバーも来られるそうなので、
そうなるとN島さんの車は邪魔になってしまう。

N「よし!じゃあサッと登ってサッと降りよう!」

ロープが何本か垂れ下がってるほぼ垂直に近い岩場が登り口だ。
さすがN島さんはスイスイ登って行かれる。

僕も置いていかれないようデブい体をうねらせながらロープをよじ登り上の道へ。


こっから細い道を登っていくと・・


Oh!もうそこは岩の上だ〜!!(約2分)

とってもイイ眺め〜。

つーわけで恒例(?)のドローンフラ〜イト〜=3

(猪見岳では飛ばすトコなかったのでヨカッタ)

こうして見るとスゴイ岩だぜ〜=3







お!さっき置いてけぼりされた道も見える〜!




と、3分ほどのフライトを楽しんだ後
ドローンを着陸させようとすると・・・

ちょっと風が強かったので装着してた紛失防止用テグスが
風に煽られて周囲の木々に絡まってしまったのだ〜!

ドローンも少し先の梢に引っかかってしまった。


ギリギリ行けるトコだったので手を伸ばして
テグスからドローンを外して回収。
続いて引っかかりがなくなったテグスを
改めて巻き取って回収。

ふぃ〜=3
危なかったぜ〜。

テグスもつける場面を考えないと
こうして仇になってしまうこともあるんだよね。

つーわけで無事駐車場へ帰還。
(N島さんは先に戻っておられた)

ココで比恵ノ岳神社にお参り。
「ズケズケとお邪魔してしまってすみませんでした。」
(ホントは登る前に参るべきだったのだけど・・)

さてさて。
まだ13時。

N「よし!もう一つ探検に行ってみるか。」

再び車に乗り込み、上ってきた道を更に先へ。

お!あそこに見えるのは!!


猪見岳じゃあないか〜!

こっから見てもやっぱり東の峰(右側)より山頂(矢印)の方が
低いような気がするんだけど。。。

とか思いながら車に揺られてたら・・

N「う〜ん。道がわからんようになった。」


N「ココでもないしな〜。」


ドコを目指しておられたのか聞かされなかったけど、
どうも迷われてしまったようだ。
(道の分岐もかなり多かったし)

つーわけで結局断念して帰ることに。

その代わり川平にあるS木さんの畑に寄って(僕は初)
久々にS木さんに会って新玉ねぎをたくさん頂いて帰ってきた。
N島さんが道に迷ってくれたおかげでラッキーだった。


おちまい

今回の経路







猪見岳〜稗ノ岳(2)

←(1)はコチラ


つーわけで意気揚々と下り始めたN島さんと僕。(11:20)


今まで登った山と比べると結構間隔が広い気もするけど、
一応目印テープを見失わずに下れてる。

コレならすんなり下れそうだぞ。

とか思ってたらなんと!
またもや目印テープが見当たらなくなってしまった〜!!

しばらくN島さんと手分けして探してみたけど
やはり見当たらない。

なんちゅうことだ!
しょうがないのでまた勘を頼りに下ることに。(11:39)

もちろん下りながらも目印テープにも目を光らせてはいたけど、
ちっとも見当たらない。
おそらくもう既にコースを外れてしまってるのだろう。

とか思いながら下っていくと・・・

小さな渓流に出た。(11:54)

まあコレに沿って下っていけば間違いないだろう。

更に下っていくと〜・・・

やっとこさ道路に出た〜=3


結局最初の登山口からこの道路のつづら折り2つ分下に出てきてしまった。

登り(赤)は東に降りすぎて、下り(青)は西に降りすぎてしまったようだ。

一体本当のルートはどこだったんですかね?

N「まあ面白くもなかったし、もう二度と来ないだろうから
  もういいよ。気は済んだ。それよりうまいうどん屋があるから
  そこで昼飯にしよう!」

お!そういえばちょうど12時。
行きましょう行きましょう=3

つーわけでとっとと車まで戻り
うどん屋へGO!

なんでもN島さんが定年するまでのおよそ10年間、
ほぼ毎日会社帰りに寄ってたうどん屋なのだそうだ。

ちょうど来る時に通った隠川内への入り口にある。

早速入ってみると・・

ひゃあ〜=3
お昼どきとはいえ、平日でコロナ中にもかかわらず
大賑わいだ。

セルフでトッピング等を取ってレジでうどんを注文すると
茹でてくれるシステムだ。
(↑茹でたてを食べてもらうためだそうだ)

N島さんはシンプルにざるうどんを注文されてた。
(同じ値段で2玉まで食べれるので)

僕は肉ぶっかけうどん(1玉)を注文。

しばらくすると・・・キタキタキタ〜=3

さすがN島さんは目の前にうどんが置かれると同時に
もううどんが口に入り始めるという手際の良さだ。
ちょうど1秒もロスが許されないフードファイターのように。
もちろん別に急いでるわけでもないのだけど、
N島さんはそれが自然体で身についておられるのだ。

そして、ほとんど噛まずにどんどん飲み込んでいかれる。
かつて「ひらけポンキッキ」というテレビ番組で
「パタパタママ」という歌が流れていたが、
その時のママがスパゲッティを口にスルスル流し込んでいく
あの映像を思い浮かべていただけばほぼ間違いないだろう。
(参考画像)

(うどんに限らずごはんでもなんでもかんでもこの調子なところも酷似している)

もちろん僕もそれは十分承知だ。
当然食べる前から遅れは取るまいと心構えはしていた。
していたのだが、いや、していたのにもかかわらず・・

〜何を言っているのかわからないとは思うけど
 今起こったことをありのままに言うと〜

僕が肉ぶっかけうどん(1玉)を3分の1ほど食べ終えるころには
もうN島さんのうどんは跡形もなく消えてしまっていたのだ〜!!!

そして当の本人は何事もなかったかのように水を飲みながら
僕が食べ終えるのを待っておられるのだ〜!

戦慄が走るほどの早業だ。
おそらくこの量限定ならば
一流のフードファイターをも
凌ぐレベルではないだろうか?

僕もフガフガがんばってようやく食べ終えた。

あまりのプレッシャーに味わうことが疎かなってしまったが、
いやうまかった。
長崎で初めて讃岐うどん食べた〜=3
という満足感で満たされたもんね。

今度は一人で来てゆっくり味わおう。
そう密かに誓ったほどだ。

N「よしじゃあ腹ごなしに稗ノ岳にでも行ってみるか!」



To Be Continued         \\\








猪見岳〜稗ノ岳(1)

ひゃあ〜=3


市役所の新築工事もだいぶん進んできたなぁ。


なんで2021年4月15日(木)の朝8:55に
こんなトコでクレーンなんか眺めてるのかというと・・・

先日N島さんから
N「ちょっと気になってたルートを探したいんだけど
  付き合ってくれないか?」
と山のルート探しの手伝い依頼がきたので
ココでいつものごとく9時に待ち合わせしてるからだ〜=3

とか言ってるうちにN島さんもほぼ9時ピッタリに登場!

車の中で説明を聞くと・・・
N「長与の猪見岳(ししみだけ)という山なんだけど、
  この前山歩きツアーで琴ノ尾岳から登った時に
  頂上から南に降りるルートがあったんだよ。
  その時は単独行動するわけにいかないから
  調べなかったんだけど、どこへ降りるのか気になってね。」

つーわけで現地までの車中。
あからじめタブレットにダウンロードしてきた
猪見岳周辺の地図を見てみると・・

N島さんが気にしてると思しきルートが一応載ってた。


平木場郷の隠川内(かくしごうち)という集落から
車で林道を登るとかなり近くまで行けるようだ。

車を停めれそうなところを探しながら
途中登り口も確認しつつ、
行き止まりまで行ったけど、
イマイチ良き場所が見当たらなかったので、
登り口からちょっと下の小さな渓流の小橋に駐車!(10:02)

林道をテクテク歩って〜・・・


登り口へ到着。
さあいざ登ったるぜ〜=3(10:17)


と、意気込んだのはいいんだけど、
あまり誰も登ってないのか、目印テープがあんまりない。


次のテープを探して立ち止まっていると・・・

上の方から「ゴゴッ!ゴトゴトゴトッ!!」
と岩が転がるような音が響いてきた。

とっさに身構えて上を見ると・・・

な、なんと〜!!
岩じゃあなく、デカいイノシシだ〜!!
山で初めてイノシシに出くわした!
僕らから20mほど右上の岩場から
こっちを見下ろしている。

ヤベ〜ヤベ〜。

目を合わさないようにして
じっとしていると右手上方の山の中へ去っていってくれた。

いや〜=3
怖かったなぁ。
イノシシってあんな音させて動くんだ。
(蹄が岩に当たる音だったのかな?)

・・しかしさすが猪見岳。
その名に違わず早速イノシシ見れるとは・・・。

一応僕らが目指してるルートは逆の方へ行ったので
多分遭わずには済むだろう。
いや、遭いませんように〜!!

と、気を取り直して登るんだけど、
ホントにテープが見当たらない。
途中からはもうN島さんの勘で
もはや道でもない山肌をよじ登り、
なんとか稜線まで辿り着いた。(10:42)


・・とはいえ。

木が鬱蒼と生い茂ってるので景色も見えない。
山頂の標を探して東の方へ進むけどナニも見当たらない。
とうとう隣の山への登山道に入り込みそうになってしまった。

N「おかしい。なんで山頂がないんだ?」

とりあえず現在地を確認しましょう。
(N島さんの)スマホのGPSはどうなってんですか?


N「アレッ?!思ってたのと逆の方へ来てしまってる!」


僕は山頂の場所知らないので特に違和感なかったんだけど、
山頂知ってるN島さんは稜線まで登り上がって
左に行ってるつもりだったのだそうだ。


GPS見れば一目瞭然なのにどうしてそう思われたのか?

ちと不安感を感じつつも、
じゃあ西へ戻りましょう。

と、もと来た道を引き返す事に。(10:56)

で、しばらく進むと・・・


ヤッタ〜=3 山頂の標だ〜!!(11:12)

・・しかし、明らかに一番高いところではないのに
なんでこんなトコが頂上なんだろう?

無駄に謎を増やしつつも
これでN島さんのルート探索もあっけなく終わってしまった。

標のそばには今までじぇんじぇん見当たらなかった
目印テープも発見したので、こっから下ってくぜ〜!!(11:15)
(↑前回このテープを見てこのルートが気になったのだそうだ)




 
To Be Continued                 \\\



十郎岳〜岳(終)

←(4)はコチラ


N「実はこの前、「岳」という集落から稲佐山に登り
  グルっと周って降りてくるツアーに参加したんだけど、
  その岳からの眺めが抜群にヨカッタんだよ。
  いや〜、稲佐山にあんなトコがあったなんて知らなかったなぁ。」
 (※N島さんは山の会の山歩きツアーにもよく参加されてるのだ)

はは〜ん。
今からそこに行こうってんですね。
いいですよ!

N「いや、ところが。あん時はただついていっただけだったから
  どう行ったかあまり覚えてないんだよ。
  だからこれから車で道を探しにいきたいんだよ。」

あ、そういう事ですか。
大丈夫ですよ。

N「じゃあもうココには戻ってこないから、
  自転車は車に載せていこう。」

わ〜=3 さすがマーチ。余裕で載るね。


なんでもN島さんの話では
小江原のエレナの裏ら辺に車で行ける道があるのだそうだけど・・・

確かにエレナの裏に道があった。
霊園に行くための道だ。

とりあえずその道に入り
霊園を通過して更に進んでいくと
ほとんど車も通らないような狭い山道になった。

ガードレールもないので下手に踏み外すと
転落してしまうような道だ。
おまけにいたる所にこぶし大の石がゴロゴロしてる。

・・・こ、これは〜。

以前N島さんと散々な目にあった
通称 ”井樋ノ尾岳クライシス” が脳裏によぎる。

あの時もN島さんの車でこんな山道を進んでたんだけど
N島さん、なぜかゴリゴリスピード出すもんだから
車の底面をしこたま石にぶつけて
エンジンポンプを破損してしまったのだ。
(修理代がえらいかかったそうだ)

N島さんも同じことを思い出したようだ。
さすがに今回ばかりは慎重に運転されてた。

とはいえ、この道で合ってんのだろうか?
道はどんどん狭くなりもうUターンできそうもない。

一応僕がカーナビのマップ担当なんだけど
どう見てもこの道の先に何かしらの集落があるようにはみえない。

行き止まりになった先から更にしばらく行くと
なんか集落っぽいのが見えるんだけど・・・。

一応そこ目指して恐る恐る進んで行くと、
途中で今進んでる道を横切る山道を発見!

車から降りてよく確認してみると・・・

N「この山道だよ。確かあの時通ったのは。
  しかしコレは車は入らんもんなぁ。」

一体N島さんはどうしたいのかイマイチピンとこないのだけど、
その岳という集落に車で辿り着きたいらしい。
とはいえ、この山道の先にあるのなら車では無理だ。

結局そこからちょっと先まで進んだところで
路肩が広くなってたので、Uターンしてエレナまで戻った。

ちなみにあとから地図見て確認したら
僕が見ていた行き止まりの先の集落は
城山台だった。
でもってその行き止まりは、
半年前に長崎ぶらぶら食べ歩きで通った
稲佐山への入り口がある林道
だったのだ〜!

アブネー。
あのままがんばって進んでも何も得られないトコだった。

つーわけで改めて岳を探すことに。
一応カーナビで検索もしてはみたのだけど
さすがにそこまではカバーされてなかった。
ただ、N島さんのおぼろげな記憶から
”ゴルフ場” というワードが出てきた。
それなら海沿いを福田に向かって行く途中に
看板を見た記憶(20年以上前の記憶だけど)
があるので、それを探しに行ってみることになった。

で、行ってみるとゴルフ場の看板のある脇道があったので
そっから上っていき、ゴルフ場の前をスルーしていくと・・

N「あ〜!ココだココだ!!」

ちょっと進むと右手に教会とマリア様。
ココが目指した岳のようだ。

そんな閑静な集落の細い道を
ズケズケと不躾に車で進み、
行き止まりまで来た。

で、車から降りてみると、いい眺めだ〜!


伊王島大橋もよく見えるよ。


N「この前はココを下から登ってきたんだよ。
  もう一つマリア像があるから見にいってみよう。」

細い坂道を下って山側に折れて進むと・・・

わ〜、ホントだ〜。
立派なマリア像が立ってる。

(このマリア様の後ろの道から稲佐山に登ったのだそうだ)

こんな斜面地の小さな集落にマリア像が2体も。
(N島さんの話だともう1体どっかで見たらしいけど)

帰ってから調べてみたら
明治後半に外海のキリシタン信徒が入植した地で
かつては遠藤周作も訪れたのだそうだ。


しかも更に。
後日その話をうちの常連さんにしたら、
なんとその常連さんのご実家なのだそうだ。

ひゃ〜=3
ホント世間って狭いなぁ。

つーわけで、N島さんも満足したので
この後岩見町のミスターマックスで
マーチと共に降ろしてもらい、
買い物して帰ってきた。

なかなか盛りだくさんな一日だったなぁ。


おちまい


↓今回行った場所の位置関係

たぶんN島さんはマリア像の後ろの道からゴルフ場へ上がり
あの林道へ出て、そっから以前歩った道を登って稲佐山へ
辿り着いたのではないだろうか?













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