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あかねやん国。

大したコトない日常を割と感動的につづります

桜山!(2)

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ふぅふぅひぃひぃはぁはぁ=3=3=3

稜線を目指して這い上がっていくと、目の前に仏像が現れた!

そして・・・やった~=3
登山道だ~!!

やはり登山道沿いにずーっと仏像が並んでるんだなぁ。

要するに仏像を見失わないように歩けば
絶対迷わないっつーことか。
何か人生にも通ずる意味が込められてるような道だなぁ。。。

つーわけで、N島さんにケータイで電話してみると、
N島さんも進んだ先で登山道を見つけたそうで、
そっから上がってくるとの事。

僕もそのまま登山道を先へ進んでいくことにした。

するとなんか道の脇から岩場みたいなところに入れそうなのを発見!

と同時に、登山道の前方からN島さんもやってこられた。

N「おお。ココだココだ。こっから例の岩場に入っていけるんだよ。」

つーわけで二人して分け入ってみると・・・

なんか岩場に赤ペンで大きくバッテンが。


あ、コッチにも。


なんです?
このバッテン。入っちゃダメなんじゃあないですか?

N「以前知り合いから聞いたんだが、30年くらい前にココを登った高校生が
 滑り落ちて亡くなった事があるんだそうだ。」

よじ登る足場を探りながらサラっとおっしゃった。

にゃ、にゃにぃ~!?
そんなところへ今から登るつもりなのか~!!?

N「う~んダメだ。所々窪みがあるけど浅すぎて取りつけないぞ。」

確かに。
写真だと分かりづらいけど岩肌も滑らかで急斜面なので
ちょっと登るのは難しそうだ。

いや~、でもかえってヨカッタヨカッタ。
これで危ないトコ登らずに済みそうだ。
と、安心しようとしてたら・・・

N「トモチャン(僕のコト)、チョット登ってみてくれ。」

アイエエエ・・・諦めてなかったのか。

しょうがない。
ヤモリのように岩肌にへばりつき、手掛かりを探りながらジリジリ登ってみた。
ちょっとバランスを崩すと滑り落ちそうだけど、なんとかかんとか登れそうではある。

N「お、いいぞいいぞ。そのまま上まで行ってみてくれ。スゴイ岩が見れるから。」

登りながら思った。
登れる事は登れるけど、コレ絶対降りれない系だ。
まあ一応細いけど手持ちのロープを持って来てるから、
いざとなればなんとかなるだろう。

しかしコレと同じシチュエーション。
30年近く前にもあったなぁ。

そう。1994年頃。
N島さんと仲良くなって2年くらいの頃。
阿蘇山の根子岳に登らないかと誘われて、
何の知識もなくついていったのはいいけど、
山頂付近はかなり険しい岩場だったのだ。
そして山頂までは岩壁に取りついて登らねばならないんだけど、
その岩壁にはやはり大きく赤ペンでバッテン及び立ち入り禁止と
書かれてあったのだ。
足下はほぼ絶壁で数百メートルは引っ掛かるトコなど何もないようなトコだ。
ただ、数メートルがんばれば誰かが前に打ちつけた金具があるので、
N島さんに促されてソコにロープを通したカラビナを掛ける為、
ガタガタ足を震わせながらへばりついて登ったのだ。
(今改めて検索してみたらその4年前に転落死亡事故があってるやんけー)

まあ今回は高さ的には数メートルくらいなので大丈夫とは思うけど、
やはり足はガタガタ震える。
震えながらようやく腰掛けられるくらいの平場に辿り着くと・・・

アイエエエエェェ! コワイ!!
岩の向こうがメッチャ高い~。
(岩にしがみつきながらシャッターを切ったのでイマイチ分かんないけど)

N「どうだ。そっから向こうを見てみろ。スゴイだろ~!!」

言われるがままに今へばりついてる岩山の向こうを見ると
確かにスゴイ岩山が連なってる~。


N「コレだよコレ。コレをトモチャンに見せたかったんだよ~。」
と、N島さんも後から登ってこられた。


よ、よよよよ、よ~し。よ~し!よ~し=3
やってやる。やってやるぞ~!!

こういうトコを撮りたくて買ったのだから絶好のチャンスじゃあないか~!
先月金比羅山で練習もしたし。

足をガタガタ震わせながら、リュックから出したのは
そう!ドローンだ~!!

平場とは言え風もかなり強く吹いてる中でセッティングして
(一応紛失防止のためテグスを着けてきた)
レッツ・フライト!!

大空高く舞い上がったドローン。
足を滑らせないよう用心しながら岩場全体を大きく巻きながら
動画撮影をした。

時間にして5~6分くらい飛ばしただろうか。
もうそろそろバッテリーが切れる頃なので、
リターンボタンを押して自分のところへ近づけた。
(GPS付きはコレが出来るからかなり楽なのだ)

で、この狭い岩場。
ドコに着地させようかホバリングさせながら考えてると・・・

ストン=3 カシャガシャ=3=3

・・・~ァアイエエエエエェェェェェェ=3=3=3

いきなり力尽きたように墜落してしまった~!!!
ナンデ?ナンデ?!

どうやら強風の中飛ばしたので、通常より早くバッテリーを
消耗してしまったらしく、目の前で力尽きてしまったみたいだ。

ただ不幸中の幸い。
テグスをつけてたので、岩肌のちょっとした突起にテグスが引っ掛かってくれて、
ドローンは1mほど下にぶら下がったトコで止まってくれた。

ヨカッタな~。テグスつけてて。
ぶら下がってる下はとても取りにいけるような場所じゃあないから
デビューしてすぐ失うトコだったよ。

つーわけで、リールを巻いてテグスとドローンを回収。

安心したせいか足の震えもいつの間にやら止まり、
落ち着いて景色も眺められるようになった。

向こうでは新幹線の武雄温泉駅が着々と出来つつあるぜ~!


ちなみにN島さんは僕がドローン飛ばしてる間にコッチと向こうの
岩山の間の踊り場に下りてた。

コッチには簡単に下りられるのだ。
はぁ、ヨカッタ。
またさっきの所から下りるんじゃあなくて。

ドローンをしまうと、僕も続いて踊り場へ。

踊り場から見たさっきの岩山。

矢印のところでドローンを飛ばしてたのだ。

ちなみにそこでN島さんが撮ってくださった一枚。

こうして見ると、足を震かすほどじゃあないように見えるけど、
実際登るとホントに怖いのだ。
まあそれを伝えたいがためにドローン買ったんだけどね。

さてさて。
一息つく間もなく次へ!

なんと!その踊り場からさっきの登山道の先の方へ下りられるのだ。
(なら最初からコッチへ来ればヨカッタのに・・)

つーわけで岩山を巻くように伸びるその登山道をどんどん進んで・・・


さっき見た岩山の下の辺りに回り込んできた。


で、また上へ・・・。

ひゃはぁ=3 ソビエとるソビエとるソビエト連邦~。

左手の岩の下をくぐると・・・

N「俺はもう登らんから、トモチャンだけ登ってこい!」

ココも写真じゃあ分かんないけど、あんまり手掛かり足掛かりがない。

デブい上に硬い体をヒイヒイ言わせながら・・・


ジリジリよじ登り・・・


なんとか上まで来た。


上も岩がとんがってるのでズリズリ尻で進んで
ようやく到着~。


下で見守る(?)N島さん。(さっきくぐった岩の上)


ただ、ガンバッテ登ったけど、さっきの岩山との間に一番険しいのがある。

 (その岩山の向こうにはさっきドローンを飛ばしたトコが)

さすがにコレ以上は無理なので、今登ったトコをまたジリジリジリジリ下りてきた。
(下が見通せないので下りる方がかなりコワイ)

つーわけで、岩山から下りてさっきの登山道を更に進んでようやく下山する事に!


岩山の下の登山道にはこんなライトが設置してあった。

夜とかライトアップしてんのかな?

さぞかし映える事だろうね。。。





 To Be Continued                     \ \ \

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





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